2013/06/30

共存


 *印象深かったお話


・遺伝子組み換えの役割について

作れなかった作物が作れるようになる。

生きる為に必要な遺伝子組み換えもたくさんある。(発展途上国の困っている地域を救うことができる)


研究者は、食料問題、環境問題の改善などを目指しているけれど、良くないイメージが先行し、反対運動により世の中に出ていけない現状もある。
(食物になるとネガティブなイメージが強い)



青いダリア
  


・F1(雑種第一代)の種について
 
 遺伝的に純粋な2つの違った系統を作って交配したそのものの種をF1という。

異なる形質を持つ親をかけ合わせて出来た第一代の子(F1)は、親の形質のうちプラスの面だけが表に出るため、生育が揃う。

F1からも種は採れるが、生育が揃わない野菜になってしまうため、商品としては向かない。(ビジネスにならない)




私はF1について、子孫の残せない種だと思い込んでいたので、直接お話を聞けて良かったです。
無知って怖ーい!

今回のことだけではなく、日常生活でも「知ったつもり」になっていることってありそうです。
気をつけようー。





植物の中には、自分の花粉が付いて種が来るもの(例えば雑草やイネ科)や、
自分の花粉では種ができない植物(例えばダリア)がある。
というところが面白いなーと思います。

植物の戦略に興味をもちました。

機会がありましたら、又ぜひお話を伺いたいです。
三位正洋博士、楽しい時間をありがとうございました。



2013/06/24

キャンパス内

園芸学部は2009年に100周年を迎えたそうです。

 校内は緑に囲まれていて、とっても広いんですよー。
 



フランス式庭園

イタリア式庭園

校内とは思えません

もう森の中です!



 樹齢は何年なんだろう?という木がたくさんありました。

鳥たちの鳴き声が響いていて、鳥好きの私にとっては羨ましい
環境です!

伺った日は日差しが強かったのですが、草の香りと、ひんやりとした空気で
自然と深い呼吸になるんですね〜。

                     つづきます。。。


2013/06/23

花のバイオテクノロジー

 先日、世界初となる青い胡蝶蘭を観に、松戸の千葉大学に行ってきました。

 去年のJFW-IFFで出会った三位達也さんのご縁で、
貴重な体験をすることができました。




遺伝子組み換え植物は法律上、決められた場所に置いておかなければならないそうで勝手に植物を持ち出すと逮捕されるのだそうです。






この品種(ピンク)に遺伝子を入れてブルーをつくります。

 
*青い胡蝶蘭ができるまで


 ピンクから小さな芽をとり、試験管の中で人工的な環境で培養する
      ↓
       
 細胞の塊で、どんどん増える
      ↓
      
 条件を変えてやると、そこから芽がたくさん出る
        ↓
      

 元の培養物に遺伝子(今回はツユクサの遺伝子)を入れると、一つの細胞に遺伝子が入ったり、入らなかったり いろんな事が起き、たくさんの塊の中で遺伝子が入るような現象というのは、まれにしか起こらない

花びらの先にピンクが残っています







遺伝子を入れる作業をしてから4年たってやっと咲いたということです。


元の母体から芽をとって培養することからはじめたら、7、8年は経っているそうです。




現在の花は、あと1ヶ月ぐらいで花がなくなるとのことですが、
来年も花の展示会があるそうですよ。

                   つづきます。。。







2013/06/08

QMONOS(くものす)

先日のニュースで発表されていた「クモの糸のドレス」

 バイオベンチャー企業スパイバーが、人工合成したクモ糸繊維を量産できる技術 開発に成功し、世界で初めて産業化が可能になったと発表しました。

新素材は「QMONOS(くものす)」と命名。

強度は鉄鋼の4倍、伸縮性はナイロンを上回り、耐熱性は300度超を誇るクモ糸の特性を生かした繊維。
炭素繊維にはない伸縮性、合成ゴム にはない硬さを兼ね備え、次世代素材と目されているそうです。


 

スパイバー代表の関山和秀社長は、先月 TEDxTokyo 2013 において
プレゼンテーションされています。

開発までの経緯やこれからの可能性を語る関山さんの目がキラキラしていて、
私もテンションが上がりました!





   

                      http://www.spiber.jp/