2013/04/29

カリフォルニア デザイン


  国立新美術館で開催中の展示を観てきました。

 第1章:カリフォルニア・モダンの誕生

 第2章: カリフォルニア・モダンの形成

 第3章: カリフォルニア・モダンの生活

 第4章: カリフォルニア・モダンの普及

 と、4つに分けて紹介されていました。




   一年を通じて雨が少なく温暖なカリフォルニア。

急速に発展したのは20世紀になってからで、当時最新のデザインを持ち込んだのはヨーロッパで学んだ建築家やデザイナーたちです。
第二次世界大戦中にはナチスの破迫害を逃れて移住してきました。

当時のカリフォルニアは、作家、映画監督、芸術家などの移住者を受け入れ、地元出身のデザイナーが刺激を受けるなど、創造的な空気にあふれていました。

 第二次世界大戦中の1940年代、アメリカの軍事力を高めるために素材や技術が開発されました。
それが家具づくりに利用され、デザインの幅が広まっていきます。






 若者たちはビーチで長い時間を過ごすため、人目を引くデザインの水着や凝ったデザインのサーフボードがたくさん生まれました。    



「プール付きの家」はカリフォルニアの典型的なスタイル。
庭で行われるパーティーやバーベキューにあわせて、女性には すぐに水着になれるドレス、男性にはカジュアルなシャツやパンツが好まれました。



       
  ビキニ・トップとパンツがセットの洋服は「セパレーツ」と呼ばれて、リーバイスなどの大型ブランドから販売され、カリフォルニアの女性の間で流行しました。


カリフォルニア・デザインは、新聞や雑誌、ハリウッド映画を通じて広まっていきます。

ライフスタイルを打ち出した イメージ戦略で20世紀半ば、世界があこがれるデザイン発祥地のひとつになりました。









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海があって、開放的な家に住み。。。
憧れの生活ですね〜
この時代の家具が、今でも人気があるのは わかります。
シンプルでかっこいいです!
洋服は並べると、ギャップがあるなー といった 感じ。

出品作家さんのインタビュー映像もあって、見どころ満載の
展示会でした。





2013/04/25

tic®


 tic®は、外れてしまったシャツのボタンを簡単に固定するために
デザイン・発明され、すべての人がシンプルに、素早くシャツにボタンを
固定できることを目的にしている商品です。




商品名 tic®
素材 高品質リサイクル可能プラスチック
企画・生産 スウェーデン
カラー ホワイト・ブラック
内容 1pc 4個入り
価格 798円(税込)

※取り付け後の、洗濯可能。
※4つ穴、2つ穴、どちらにも対応。
※綿・麻・デニム地・ウール・ポリエステルなどあらゆる生地への対応可能。

                                                               参考元:tic日本公式サイト








2013/04/20

黒蜥蜴



 ただいま公演中の『黒蜥蜴』を観てきました。

今回は、な、なんと座席が1列目!
テンション高めで会場に向かいました。

会場の外には沢山のお花(ほとんどが胡蝶蘭)で埋め尽くされて華やかです。

お芝居は第三幕までありましたが、スピード感があり時間を感じさせません。そして衣装、舞台セットの豪華なこと!
最後はスタンディングオベーションで、拍手が鳴り止みませんでした。



 とっても面白かったです!!
 あの空間は、違う次元です〜
 美輪さんの美学を堪能できました。

雨宮役の中島歩さんが気になり、調べたらオーディションで選ばれ、今回の舞台が俳優デビューとなるそうです。

これからブレイクしそうな予感!




会場となっているル テアトル銀座は5月末で営業を終了するそうで
今回が見納めとなってしまい寂しいですが、素敵な思い出をありがとうございました。










2013/04/14

Marc Jacobs Iconic Showpieces Exhibit Tokyo


マーク ジェイコブスの歴史をたどり、アーカイブ作品の中から厳選された数々の作品を間近で鑑賞することができる日本初の回顧展。


会場に入ると、著名人を起用したキャンペーンの写真が並んでいます。









   ヴィクトリア・ベッカムが「マーク ジェイコブス」の大きな手提げ袋に入って撮影した写真があるのですが、同様のセットで記念撮影を行うことができる特設フォトブースも設置されてます。
(大人気で、長蛇の列!)












*****

作品はバラエティーに富んでいて、面白かったです。
欲を言えば、もっと点数が観たかったー。
カフェも併設されていて、お茶を楽しみながら
ランウェイショーの様子も観られます。









2013/04/09

ファッション写真というアート


  エドワード・スタイケン写真展
モダン・エイジの光と影1923-1937


1920-30年代の、約200点に及ぶファッションと
ポートレートの紹介。

『ヴォーグ』と『ヴァニティ・フェア』のために、スタイケンが1923年から1937年までの15年にわたって撮影した写真から構成されてます。










《アール・デコふうの大判スカーフをまとうタマリス》 1925年


《女優メアリー・ヘバーデン》 1935年
   

「ヴォーグをルーブルにしよう」ーファッション写真というアート


『ヴォーグ』誌の美容特集にヌード写真を使うのをためらった編集長を、
スタイケンはこう言って説得しました。

ルーヴル美術館にもヌードの作品はたくさん展示されています。
だけど誰も問題にすることはありません。
そんなルーヴル美術館と『VOGUE』を並べる。
この殺し文句に編集長は納得し、ヌード写真は掲載されました。



                                    《シュザンヌ・タルボットの黒いチュールのヘッド・ドレスと、
                                     黒いキツネの襟つきブロケード・コートをまとうモデル》 1925年



                                      《シェリュイのドレスを着たマリオン・モアハウス、
                                       コンデ・ナストのアパートメントにて》 1927年


「モアハウスも私も、ファッションそのものには関心がなかった。
ただ、彼女は撮影用の服に袖を通したとたん、それがドレスであれ
乗馬服であれ何であれ、いかにもそれを身にまといそうな女性に変身
することができたのである。」



                                     『オーギュスタベルナールの白いキツネの襟のついたクレープ素材の
                                      コートに身を包むマリオン・モアハウス』1929年


《グレタ・ガルボ》 1929年


《女優グロリア・スワンソン》 1924年




Edward Steichen
エドワード・スタイケン
ルクセンブルク〜アメリカ 1879-1973

1911年、スタイケンはフランス人ファッション・デザイナーのポール・ポワレがデザインしたガウンの写真を撮影し、『Art et Decoration』誌の4月号に掲載されました。これが世界で最初に撮影されたファッション写真であるといわれています。


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美しく、引き込まれる写真でした。
当時の「ヴォーグ」も展示されていて
表紙がシンプルで新鮮に感じたこと。
今の表紙は、インパクトのある言葉で埋められている。
個人的には、20-30年代の方が好きです。

スタイケンは花の栽培もしていて1911年に花の品種改良に成功し、
フランス国家園芸賞金賞を受賞しそして、独学で幾何学を学んでいる。

作品だけではなく、どんな人なのか とっても興味がわいてきて
ネットでスタイケンのことを調べていたら、エドワード・スタイケンのことば
というのがあり、
「物事を見ることを本当に始めるならば、それらを感じられるようになるのだ。」
 とありました。
   
のこります。。。   
  
 
 

2013/04/07

日常/非日常

日常/非日常をつなぐ 「いつもを運ぶ衣服」

 人が心の豊かさを忘れずに生きるために何が必要となるかを
衣服 という視点で考える。

非常時に「安心」を生むものは何か、備えに必要なものは何かを、
考えるきっかけとして「いつもを運ぶ衣服」を提案していました。

ディレクション 眞田岳彦さん




 身体と心をつつむデザイン、プレファブコート
通常はバッグとして、緊急時にはポケットの多いフード付き
ベストとして活用できます。





被災地での生活で作れるデザイン
/飲食料/アイデアのwiki

OLIVE


被災地での生活を助けるデザインやアイデアを集めるデータベースであり、被災地を助けたいという思いがあれば、誰でも書き込み・投稿をすることができるウェブサイト。










 展示会を観て、支援ができる選択肢が増えたこと。
又、たくさんの企業が誰かの役に立つことを考え、ものづくりに取り組んでいるんだと実感しました。

自分は、何があったら安心できるのか?
必要なものを考える機会にもなりました。

日常も非日常も、いつも背中合わせで、どんな時でも平常心でいたいです。
いろんなシュミレーションが大切ですね。







2013/04/06

テクノロジー


  日常/非日常展

一人ひとりが日常から何を考えて、何について備えるべきか。

心が平穏を得る為には何が必要か。

それぞれが暮らす場所にある問題をデザインの力で解決する方法を考える展示会。









状況において必要とされるデザインでは、途上国の貧しい人たちの暮らしを
変革するための道具が紹介されていました。

テクノロジーを必要としている人のもとへ届けてくれる会社
Kコペルニク 



調理用バイオマスシステム
50リットルの水を運べるQドラム、ソーラーランプ、汚水から飲み水に変えられるライフストロー、調理用バイオマスシステムなど。


商品を寄付するという形もわかりやすくていいし、私たちの生活でも、もしもの時に役立つものだと思いました。














コペルニク;テクノロジーを発展途上国に届けよう from Ewa Wojkowska on Vimeo.


                                 つづきます。。。